宇部市の文京整骨院(縁整体屋)の院長　木村です。

初めて治療を受けられて、二回目に来られた際に稀に相談される「だるかったです」、「違った所に痛みが出ました」など、いわゆる「好転反応」ついてどのようなものか、何故おきるのか等を説明させていただきます。

 整体に限らず、電気治療やもみほぐし等での治療後によく好転反応が出ると言われます。施術をした後なのに痛みやだるさが出るとはどういう事でしょうか。「好転」というぐらいなので良い意味な感じがしますが…

文字通り「好い(よい)」状態に「転じる」際に起こる症状という意味です。しかし、この好転反応が出ないとお悩みの不調が改善していかないのかというとそうではありません。人それぞれ、出る人、出ない人がいることは憶えておいてください。症状としては「だるさ」、「痛み」、「眠気」などがあり、強く出る人は「吐き気」なども起きるようです。ただ、よい状態に転じるといっても、そのような症状は辛いものです。その場合にどのようにすればいいのかお話します。

好転反応が出た際の対処方法

好転反応を出ないようにする為、もしくは長引かせない為に治療後はゆっくりしましょう。もっと言うと昼寝をするのもいいですね。早く就寝するものおすすめです。ジムや散歩の習慣がある方、長時間の買い物等はその日は避けるようにしてください。

もう一つは水を飲みましょう。これも一気にコップ一杯を飲み切るのではなく、少しずつ多めに摂取するイメージです。そうすることによって循環が上がるのを助け、老廃物や疲労物質をスムーズに体外に出すことができます。

好転反応はなぜ起きるのか

理由その①　体が大きく変化した時

大きく歪んでしまっていた体を変化させた際は意外と反応が出ることがあります。例えば、背中が大きく曲がった方を一日で真っすぐにした時は今まで曲がった状態で頑張ってバランスを取っていた体が正常になることによって急激に環境が変化するので痛みが出やすいです。

理由その②　滞っていた血流が一気に回るようになる為

滞っていた血液の中には老廃物を含んでいます。それが一気に全身をめぐる事によりだるさや眠気などが出ます。

理由その②　刺激が大きかった場合

刺激が大きいと体が反応します。その刺激にも種類があって、強いのか、量が大きかったのかです。前者はいわゆる揉み返しと呼ばれるもので、筋肉が傷ついたりすることで痛みがでます。後者は上記に書いてある理由その①とその②につながってきます。

まとめ

好転反応は人によっては気持ちのいいものではありません。初めてマッサージを受けてみようと思われる方は初めから強く押さないように、また、経験したことがある方はその旨を施術者に伝えるようにしましょう。それでも反応が出た場合は対処法を参考にゆっくりお過ごしください。